kkk

カナダに1年ワーホリで滞在。それから日本と海外の感覚を彷徨い、こじらせながら、日本でなんとか生きている33歳女子です。

内戦の続くコンゴで平和を訴える「サプール」の写真展で社会ともっと密接になりたくなった話

IT系企業で働く女子33歳。家族なし、子なし。

 

職種的に社外の人と関わることは多くないから、社会になに1つ影響を与えることができていない気がしていた。子どもがいる人は国家の未来に貢献しているような気が勝手にしていた。だって、日本の将来を担う人を育てているじゃん。

 

ちょっと前から、何か社会のためにやりたいという気持ちが強くなっていたんだけど、サプールの写真にその気持ちを動かされたので、一番気に入った写真1枚と、この写真展のメインビジュアルのポスターを買った。

 

f:id:iroak922:20171015200345j:plain

 

そもそもサプールって?(イベントページより抜粋)

今なお内戦の続くアフリカコンゴで、90年以上続く独自文化“サプール”。 世界最貧国の1つと言われる暮らしの中、1ヶ月の収入をはるかに上回る高額なブランドスーツを身にまとい、街を練り歩く男たちがファッションを通して平和のメッセージを発信しています。

 

f:id:iroak922:20171015200335j:plain

 

写真展に行く前は、「カラフルなスーツを着たかっこいいおじさんたち」ということしか知らなかったが、まさかこんなメッセージ性のある文化だったとは。

サプールたちは平日は普通の仕事に就いていて、週末だけ”サプール”として着飾り街を練り歩くらしい。説明文には「男たち」とあるけど、実際は女性の写真もあった。

 

f:id:iroak922:20171015200359j:plain

 

内戦中の国で、ちょっとくたびれたような服を着た町の人たちと、高級スーツを着て平和を訴えるサプールとの対比は言葉にできないものがある。

なにも知らないと一見、貧富の差を表現しているように見えるのもアイロニー
そうじゃないんだよ、サプールたちも貧しいし辛いけど、戦いなんてなにも生まないということを訴えるため、パフォーマンスしているのだ。

 

f:id:iroak922:20171015201009j:plain

 

日本は戦争もないし、低賃金でもこうやってカフェでPCをたたけて、ネイルサロンまでもいけちゃう。恵まれているよ。なのに不平不満を言う自分。普段は贅沢なことに気づかない。

 

だから私もなんらかのカタチで社会に関わりたいと思わされた。Lazyな私だけど少しずつこのブログもそのうちの1つ。

 

f:id:iroak922:20171015200329j:plain